【地域医療スポッター_Vol.02】南房総・安房圏域——医師・薬局・人口、「三重苦」の半島医療

【地域医療スポッター_Vol.02】南房総・安房圏域——医師・薬局・人口、「三重苦」の半島医療
「複雑な地域医療を、もっとクリアに。もっと鮮明に。」
——鷹見 ジン(地域医療スポッター ナビゲーター)
はじめに:Vol.01で最も気になった圏域
Vol.01では、千葉県9つの二次医療圏を俯瞰した。
外来医師偏在指標・薬局在宅対応率・病床数ギャップ——三つのデータを並べたとき、最も「課題が重なっている」圏域として浮かび上がったのが安房圏域だった。
外来医師偏在指標は全国291位(330圏域中)。薬局の在宅対応率は82.8%で千葉県内最低。そして南房総という半島の地形が、アクセスの難しさに拍車をかける。
Vol.02では、この安房圏域を深掘りする。
安房圏域とはどこか
安房圏域は千葉県の南端、房総半島の先端部に位置する。
構成市町は4つ——館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町。人口は2020年国勢調査で約12万人。観光地として知られる一方、医療・福祉の観点では千葉県内でも特異な立ち位置にある。
