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【地域医療スポッター Vol.04】千葉医療圏を読む:在宅対応率92%の実力と「患者が東京へ流れる」構造|医療政策ウォッチャー


「複雑な地域医療を、もっとクリアに。もっと鮮明に。」
——鷹見 ジン(地域医療スポッター ナビゲーター)


はじめに

Vol.01からこのシリーズで一貫してきたのは、「数字の裏に構造がある」という見方です。千葉県の医療圏をひとつずつ読んできて、今回が4回目になります。

取り上げるのは千葉医療圏。県庁所在地・千葉市を抱える、県の中核エリアです。県庁所在地なら医療も充実しているはず。ところがデータを開くと、そう単純ではない姿が見えてきます。

今回読むのは2つ。薬局の在宅対応率の高さと、高度急性期・急性期の患者が東京都へ流出している構造です。別々のテーマに見えますが、どちらも千葉圏域の強みと弱みを映す、同じコインの裏表だと見ています。


千葉医療圏の基本プロフィール

千葉医療圏は、千葉市(中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区の6区)で構成される二次保健医療圏です。政令指定都市である千葉市がそのまま一つの医療圏を形成しているという、県内では少し特殊な構造を持っています。

千葉医療圏(千葉市)は人口974,951人(約97.5万人)規模の大都市圏であり(千葉県保健医療計画 5iryouken.pdf p.14)、高齢化が進む中で在宅医療ニーズが急増している圏域です。



データで見る「千葉医療圏の課題」

医師偏在の実態

千葉医療圏の医師偏在指標は268.6(令和2年時点)。全国330医療圏中第158位で、区分は「医師多数区域」に分類されています(ishikakuho.pdf p.22)。

千葉県全体の平均が213.0ですから、千葉圏域は県内でも医師が集まっているエリアです。千葉大学医学部附属病院をはじめとする高次医療機関が集中している地理的な強みが、この数字に表れています。

初出:note(@ski_sph)

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