北海道後志(二次医療圏)

CrossHealth / 薬局持久度レポート

薬局のない町が8つある圏で、増えている町も2つある

後志医療圏20市町村の薬局を、供給・高齢化・経営体力で見える化。市区町村ごとの詳細レポートは順次公開します。

対象 後志医療圏 20市町村期間 2025年 → 2045年概要版・無料

この記事の数字について:出所は公開データ(厚生局・薬局機能情報提供制度=GMIS・NDBオープンデータ・社会保障人口問題研究所の将来推計人口など)。分析期間は上の「対象・期間」のとおりで、将来値は推計であり幅があります。検算のやり方と不確実性の扱いは方法論のページ →で説明しています。

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後志医療圏の市区町村レポート(A4・6ページ)

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後志医療圏は小樽市を中心に20市町村からなり、これは北海道21医療圏でもっとも自治体数の多い圏域です。薬局は104軒。ただしその内訳が極端で、8町村には薬局が1軒もなく、さらに8町村は1軒だけ。8軒以上あるのは小樽市・余市町・岩内町の3市町だけです。圏全体では65歳以上人口が-20.7%と大きく減りますが、圏内を割ると積丹町(-35.8%)からニセコ町(+26.0%)まで61.8ポイント——北海道21医療圏どうしの落差48.1ポイントより大きく開いています。

20
後志医療圏の市町村(道内最多)
104
圏内の薬局数(道全体の4.8%)
8
薬局が1軒もない町村
-19〜+59%
経営体力の変化レンジ(市町村差)

後志医療圏の中身は、大きく3層に分かれます。ひとつめは小樽市。薬局67軒=圏内の64.4%がここにあり、圏の65歳以上人口の59.5%も小樽市です。ただし小樽市自身が縮んでいく側で、総人口は101,222→63,298人(-37.5%)、高齢化率は42.6%→52.0%。65歳以上人口も-23.7%で、ピークは2025年=すでに過ぎています。ふたつめが、倶知安町とニセコ町です。圏内20市町村のうち65歳以上人口のピークがまだ来ていないのはこの2町だけで(倶知安町2045年・ニセコ町2050年)、65歳以上が2045年までに増えるのもこの2町だけです(+0.6%・+26.0%)。高齢化率も25.6%・26.3%と、圏内最高の神恵内村(55.3%)とは30ポイント近く違います。みっつめが、薬局が0軒または1軒の町村です。薬局が1軒も無い8町村(島牧村・黒松内町・蘭越町・留寿都村・共和町・泊村・神恵内村・赤井川村)には18,243人が住み、うち65歳以上は6,825人=圏の高齢者の9.4%にあたります。面積では圏の50.3%です。薬局1軒あたりの面積で見ると、小樽市の3.6km²に対し積丹町は237.7km²と66.0倍。同じ医療圏という言葉の中に、この差があります。閉局の面では、この12ヶ月に出た廃止届は4件(小樽市3件・仁木町1件)。うち2件は移転・承継で事業が続き、そのまま消えたのは2軒(いずれも小樽市・圏内の1.92%)でした。残り18市町村では、この12ヶ月に廃止届が1件も出ていません。機能の届出では、かかりつけ薬剤師指導料の届出率が68.3%と道平均(66.8%)を上回り、21医療圏で10位。ただし圏内の内訳は0%と100%に割れており、薬局1軒の町村では1店の届出の有無がそのまま0%か100%になります。率としては読めません。

地図 ── 地域差を見る薬局1軒あたり処方せんの、市町村ごとの将来

色は薬局1軒あたり処方せんの2025→2045変化(=経営体力)。緑=圏内で相対的に増える、赤=減る。いちばん赤いのが積丹町(-19.0%)、いちばん緑なのがニセコ町(+59.0%)です。ただしニセコ町も積丹町も薬局1軒の町で、1店の開廃で数字がまるごと動きます。薬局が1軒も無い8町村は色が付きません(計算できないため)。面積の広い町村ほど地図では目立ちますが、薬局の数とはまったく比例しません。

人口動態 ── 需要の源後志医療圏は「人も、お年寄りも減る」

なぜ市町村で明暗が分かれるのか。もとをたどると人口の動きです。後志医療圏全体では、総人口が18.2万→12.1万人(-33.4%)と減り、65歳以上も7.2万→5.7万人(-20.7%)と減ります。高齢化率は39.9%→47.4%へ上がりますが、これは分母が減るためで、高齢者の数そのものはすでに減りはじめています(圏の65歳以上のピークは2025年)。圏内20市町村のうち、そのピークをまだ迎えていないのは2町——倶知安町・ニセコ町だけです。高齢化率が圏内で最も高いのは神恵内村の55.3%で、2045年には66.8%になります(この村には薬局がありません)。

総人口65歳以上
0万5万10万15万20万20252030203520402045205011万5万
実データ(社人研 将来推計人口・2023年推計)。総人口・65歳以上人口とも2025年から2050年まで一貫して減ります。

広さ ── 「近くの薬局」の意味が違う薬局1軒あたりの面積は、市町村で66.0倍違う

後志医療圏の面積は4,298km²で、薬局104軒で割ると1軒あたり41.3km²。ただし小樽市は3.6km²、積丹町は237.7km²と66.0倍の開きがあります。さらに、薬局が1軒も無い8町村を足すと2,164km²=圏の50.3%が「圏内に薬局のない面積」です。本州の府県レポートで使ってきた「徒歩10分(約800m)で行けるか」という物差しは、この圏では多くの町村で意味を持ちません。※この面積の指標は行政区域ポリゴンの幾何だけから出したもので、道路・公共交通・冬期の通行止めは含みません。250mメッシュ人口による徒歩アクセス率は、北海道分のメッシュが未投入のため出せていません。

地域の差 ── 市町村差需要が減る市町村・増える市町村

積丹町(-19.0%)からニセコ町(+59.0%)まで78.0ポイントの開き。マイナスは6市町村です。ここでの色は圏内での相対値(圏全体の処方せん総数を固定して、高齢人口シェアの移動だけを見たもの)です。圏そのものが北海道で減る側にいるため、絶対量ではニセコ町の+59.0%も65歳以上人口では+26.0%、積丹町は-35.8%となります。絶対量で増えるのは倶知安町・ニセコ町の2町だけです。なお圏内20市町村のうち17が薬局8軒未満(うち8は0軒)で、1軒あたりの数値は1店の開廃で大きく振れます。薬局8軒以上の3市町に限ると、1軒あたり処方せんは8,173〜11,669枚(1.43倍)に収まります。

積丹町
-19.0%
寿都町
-15.2%
古平町
-8.1%
小樽市
-3.7%
余市町
-2.6%
岩内町
-2.4%
──── ここから需要が増える地域────
真狩村
+9.0%
倶知安町
+26.9%
ニセコ町
+59.0%
薬局0の自治体(島牧村・黒松内町・蘭越町・留寿都村・共和町・泊村・神恵内村・赤井川村)はランキング対象外です

くわしい数字20市町村データ一覧

市区町村薬局高齢率
2025
1軒あたり処方せん
2025 → 2045
変化
小樽市6742.6%11,669 → 11,237-3.7%
余市町1341.9%9,609 → 9,357-2.6%
岩内町939.8%8,173 → 7,973-2.4%
倶知安町725.6%9,663 → 12,267+26.9%
積丹町147.5%13,634 → 11,048-19.0%
寿都町141.0%19,001 → 16,104-15.2%
古平町144.8%19,345 → 17,773-8.1%
仁木町140.5%21,521 → 21,662+0.7%
喜茂別町136.9%13,199 → 13,359+1.2%
京極町138.6%18,982 → 19,855+4.6%
真狩村136.4%12,528 → 13,656+9.0%
ニセコ町126.3%24,222 → 38,520+59.0%
島牧村040.6%薬局なし
黒松内町041.3%薬局なし
蘭越町041.8%薬局なし
留寿都村027.0%薬局なし
共和町032.8%薬局なし
泊村040.7%薬局なし
神恵内村055.3%薬局なし
赤井川村031.3%薬局なし

※処方せん需要は後志医療圏全体の実績(NDB)を市町村の高齢人口で按分した推計です。薬局0軒の町村は1軒あたりの値が計算できないため空欄になります。個店のランキングは作りません。

この地図の使い方(3段階のドリルダウン)

  • 北海道(ひとつ上・Lv1)=21の二次医療圏で「どの地域が細るか」をざっくり。
  • 後志医療圏(このページ・Lv2)=20市町村で「同じ圏域の中の差」を見る。
  • 市町村(詳細・Lv3)=境界・薬局分布・経営シナリオまで。

医療圏の型 ── 競争で減るのか、需要で減るのかこの圏は郊外型(需要減)です

薬局が閉じていく筋道には、大きく2つあります。ひとつは近くに薬局が多く、競争のなかで数が絞られていく道(都市型)。もうひとつは周りに薬局が少ないまま、患者そのものが減っていく道(郊外型)。後志医療圏にいまある104軒それぞれについて、どちらの効き方が強いかを計算し、閉局の起こりやすさで重みづけて足し上げると、競争側の比率は0.38です(0.5以上なら都市型、それ未満なら郊外型)。この地域は郊外型(需要減)にあたります。需要の側は、この地域の総人口が2025→2045で-33.4%です。社人研の推計では、この地域は減り方が急な側(20年で15%超の減少)に入ります。全国47都道府県・335の二次医療圏・65,634行(うち移転や承継を除いた本当の閉局3,952件)を学習した統計モデルによる分類です。特定の地方だけで学んだモデルを他の県に当てはめたものではありません。共通の係数は47都道府県すべての実データから学習しており、この地域の値は、この地域に実際にある薬局の実測値から計算しています。この分類は「どの筋道で薬局が減りやすい地域か」を示すもので、個々の薬局の見通しではありませんし、出店や撤退の判断もしません。

機能の届出 ── 厚生局の名簿で数える地域支援・医薬品供給対応体制加算の届出は91.5%です

薬局の機能は、これまで薬局機能情報提供制度(GMIS)の自己申告で数えていましたが、ここからは地方厚生局の「施設基準届出受理医療機関名簿」で数え直しています。後志医療圏でこの名簿に載っている保険薬局は106軒で、そのうち届出があるのは──地域支援・医薬品供給対応体制加算 97軒=91.5%、かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)(推定) 82軒=77.4%、在宅薬学総合体制加算 52軒=49.1%、電子的調剤情報連携体制整備加算(推定) 87軒=82.1%です。名簿の版は令和8年7月1日版(東北厚生局=青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島の6県のみ令和8年6月1日版。7月分が未公開のため入手可能な最新を使用)。8つの厚生局・47都道府県をすべて同じ月の版でそろえてあるので、県どうしを並べて比べられます(GMISの自己申告は県によって取り込みの穴があり、これができませんでした)。推定を含む項目があります。「かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)」は令和8年度改定でかかりつけ薬剤師指導料・包括管理料は服薬管理指導料に統合され、単独の届出名称が無くなりました。新様式の名簿にある「服薬管理指導料の注1」を代理指標として数えた推定値です(告示・通知文の逐語確認はしていません)。「電子的調剤情報連携体制整備加算」は令和8年度改定で「医療DX推進体制整備加算」の後継と判断して数えた推定値です(同一制度の後継という対応関係は未確認)。このページがこれまで載せていた届出率は、改定前の版の名簿を店名で突き合わせて数えたものでした。並べると、かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)は今回77.4%/これまで68.3%(差+9.1ポイント)、地域支援・医薬品供給対応体制加算は今回91.5%/これまで43.3%(差+48.2ポイント)、在宅薬学総合体制加算は今回49.1%/これまで52.9%(差-3.8ポイント)です。差の主な理由は3つで、(1)令和8年度改定で後発医薬品調剤体制加算が地域支援・医薬品供給対応体制加算に統合されたこと(地域支援の届出率が跳ね上がる)、(2)かかりつけ薬剤師指導料が服薬管理指導料に統合され、代理指標に切り替えたこと、(3)これまでが店名の突き合わせ、今回が医療機関コードでの集計であること。どちらかが誤りという意味ではありません。これから先は、47都道府県を同じ月の版でそろえた今回の数え方を主に使います。分母は名簿に載っている薬局の数で、このページの他の場所に出てくるGMIS由来の薬局数とは出典が違うため一致しません。また届出は「その体制をとると届け出た」という記録で、実際に提供された量ではありません。

このレポートの範囲と、正直な限界

  • 【このレポートで言えること】地域単位(二次医療圏・市町村)の薬局供給と、将来の高齢人口から見た需要の傾き。地域の持続可能性を映すためのものです。
  • 【言えないこと】個々の薬局の経営状態・存続の見通しは一切わかりませんし、扱いません。個店のランキングや「この店は無くなる」といった予測は作りません。出店・撤退の判断はしません。事実をお見せし、判断は読み手に委ねます。
  • 【処方せんの推計方法】後志医療圏の院外処方せん実績(NDB 2023年・年間1,314,086枚)を、市町村ごとの65歳以上人口シェアで按分した推計です。実際の処方せんは市町村別には公表されていません(NDBの最小単位が二次医療圏のため)。後志は圏域が広く、薬局のない町村の住民が隣の市町の薬局を使っていると考えられますが、この按分は居住地ベースなので、その流出入は映していません。そのため市町村別の値を足し戻しても圏の実績には届かず、90.6%にしかなりません(残り9.4%は薬局が1軒もない8町村に住む人のぶん)。薬局0軒の自治体がほとんど無い府県では起きない、北海道に固有の漏れです。市町村別の1軒あたり処方せんは、この点でも幅を持って読んでください。
  • 【「経営体力の変化」の意味】圏域全体の処方せん総数を現在の水準に固定したうえで、圏内での高齢人口シェアの移動だけを見た相対値です。圏全体として処方せんが増えるか減るかは、ひとつ上の階層(北海道=Lv1)の需要指数で別に示しています(この圏域は2025年を100として2045年に79.3)。
  • 【薬局数は2025年で固定】市町村別の推計では、薬局の数はいまのまま変わらないと置いています。新規開局・閉局による将来の店舗数の変化は含みません。
  • 【高齢人口=需要の代理指標】処方せんの多くを高齢者が占めるという前提を置いています。受診率・在宅化率・オンライン服薬指導・後発品比率などの制度変更は織り込んでいません。
  • 【閉局の数え方と集計期間】厚生局の保険薬局廃止情報のうち、移転・承継を除いた「真の閉局」だけを数えています(後志医療圏で2件)。廃止届は全部で4件出ていますが、そのうち2件は新しい機関コードが記載されており、別の担い手が事業を引き継いだ=その場所から薬局が消えてはいない、と読めます(内訳は clo_gross / clo_relo として別に保持)。北海道の廃止名簿アーカイブには月の欠落があるため、集計期間は暦年ではなく完全にそろう2025年5月〜2026年4月(12ヶ月)としています。兵庫県とは同じ12ヶ月窓です。京都府・大阪府も同じ長さの12ヶ月窓ですが期間が2ヶ月ずれており、千葉県の公開値(暦年2025)を含め件数を直接並べることはできません。
  • 【市町村ごとの閉局は件数が小さい】圏内の真の閉局は12ヶ月で2件、廃止届も4件しかありません。18市町村では廃止届が0件でした。1件で率が大きく動くため、市町村どうしの閉局率の比較はできません。この圏では閉局そのものより、すでに薬局が0軒・1軒であることのほうが実態に近い論点です。
  • 【薬局の範囲】調剤を行う薬局のみを対象とし、ドラッグストア専業(調剤なし)は含みません。薬局の位置は届出上の市町村コードで割り当てています。
  • 【機能の届出率】かかりつけ薬剤師指導料などの届出状況は薬局機能情報提供制度(GMIS)の自己申告に基づき、申告データのある104店を分母にしています(圏内全104店のうち)。届出=実際の提供実績ではありません。薬局1軒の町村では届出率が0%か100%にしかならないため、市町村どうしの届出率の比較には意味がありません。
  • 【薬局が0軒・小さすぎる分母】後志医療圏では島牧村・黒松内町・蘭越町・留寿都村・共和町・泊村・神恵内村・赤井川村の8町村に薬局が1軒もありません(北海道全体で薬局0軒の31市町村のうち25.8%がこの圏に集まっています)。この8町村を合わせた面積は圏の50.3%、住む65歳以上は圏の9.4%です。さらに9町村が薬局8軒未満で、1軒あたりの数値は1店の開廃で大きく振れます。圏内の1軒あたり処方せんのレンジは、8軒以上の3市町に限ると8,173〜11,669枚(1.43倍)、全市町村では8,173〜24,222枚(2.96倍)です。
  • 【面積の指標について】area_km2 は国土数値情報の行政区域ポリゴンから球面積を積算したものです。道路網・公共交通・冬期の通行止めは含みません。「薬局1軒あたり41.3km²」は幾何的な広さであって、住民が実際にどれだけ移動するかではありません。250mメッシュ人口による徒歩アクセス率(千葉県版の指標)は、北海道分のメッシュが未投入のため出せていません。
  • 【いま出していない数字】2045年の薬局店数の推計は、いまも出していません(参入と退出の数え方がそろわず、そのまま回すと全国で薬局が2割以上増える計算になってしまうため)。医療圏の「都市型/郊外型」分類は、供給の統計モデルが47都道府県フル学習になったので掲載に切り替えました。
  • 【将来人口】国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(2023年推計)」。推計であり、実績ではありません。リゾート開発などによる社会増減の影響が大きい町では、推計と実際のずれが他の地域より大きくなる可能性があります。

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後志医療圏の市区町村レポート(A4・6ページ)

薬局の分布と、同じ医療圏の市区町村どうしの落差を1冊にまとめました。出典と作成時点を入れてあるので、そのまま社内やご相談の資料にお使いいただけます。受け取る地域をお選びください。

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病院側

後志の病院に、薬剤師はいるか

ここまでは薬局の話です。同じ圏域の病院側を、公表データから測りました。 退院した患者を受けとめる側と、送り出す側は地続きです。

病院
21うち200床以上 4
薬剤管理指導料の届出
66.7%全国 65.8%
100床あたり常勤薬剤師
3.22全国 4.76人
病棟薬剤業務実施加算
28.6%全国 27.8%

入院した患者に薬剤師が関わる基本の体制が薬剤管理指導料です。この圏域は全国とほぼ同じ。 病棟に薬剤師を置く病棟薬剤業務実施加算まで届けている病院は28.6%(全国27.8%)です。都道府県と協力して自院の薬剤師を薬剤師不足地域の医療機関へ出向させている病院(薬剤業務向上加算)は、この圏域にはありません。全国でも68病院にとどまります。

通院で抗がん剤治療を行う体制(外来腫瘍化学療法診療料)を届け出ている病院は7件。 そのうち、治療計画を地域の薬局と共有して薬局側でも副作用を確認できるようにする体制 (連携充実加算)まで届け出ている病院は3件(42.9%)です(全国50.5%)。

届出=地方厚生局「届出受理医療機関名簿(医科)」令和8年8月1日現在(関東信越・東北は同7月1日現在)。 病院=病床20以上の医科医療機関。薬剤師数=厚生労働省「令和7年度 病床機能報告」施設票、 令和7年7月1日時点の常勤の実人数。この2つは基準日が1年ずれています。病床機能報告は一般病床または療養病床を持つ病院が対象で、精神病床だけの病院は載りません (この圏域では21件のうち13件が薬剤師数の分母)。 届出があること=算定していること、ではありません。 外来化学療法の内訳は、その届出が3件未満の圏域では伏せています(1〜2件で「連携0件」と書くと 特定の病院を指すことになるため)。個別の病院名は出していません。

お仕事のご依頼

自治体・薬剤師会・研究者の方へ。この地域のより詳しい分析や、地域医療構想調整会議・研修でそのまま使える資料の作成を承ります(圏域ブリーフ ¥100,000〜)。個店のランキングや出店指南は行いません。

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